• 公開:2018年02月23日
  • 更新:2022年02月25日

【インタビュー<後編>】 次の技術トレンドは何か。社員の半数以上が博士号を持つ研究者集団「リバネス」の西山氏が分析。

株式会社リバネス

株式会社リバネス
  • FoodTech
  • ヘルスケア
  • アグリテック
  • AgriTech
  • ヘルスケア
  • リサーチ
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 事業提携
  • ジョイントベンチャー設立
  • ラボ設立
  • 中小企業

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IoT、AI、ドローン、VR、ビッグデータなど、トレンドとなっている技術は多くある。最新技術の話題を耳にしない日はないと言っても過言ではないのだが、2018年以降は、どんな技術が注目されていくのだろうか。そして、その技術が、どのような社会を生みだしていくのか。――最先端の動きについて、学術系ベンチャー、株式会社リバネスで研究開発部部長を務める西山哲史氏にインタビューを実施。昨日公開した<前編>記事では、西山氏のプロフィールやリバネスの特徴的な取り組みである「リバネス研究費」(https://r.lne.st/grants/)を紹介。インタビューの<後編>では、「リバネス研究費」の話に続き、これから来るポストヘルスケア時代に必要となる「ヒューマノーム研究」について話を伺った。

▲株式会社リバネス 研究開発事業部 部長 西山哲史氏

筑波大学在学中から、インターンとしてリバネスの活動に参加。2011年、同社に正式に入社を果たす。自社での研究開発に加え、大手企業の研究所・研究開発部署のコンサルティングやオープンイノベーションの実装を行い、現在に至る。

【株式会社リバネスについて】

社員の半数以上が博士号を持つ研究者集団。研究者や技術ベンチャー等とのネットワークを活用し、科学・技術を基盤とした新たな価値の創造を推進する。2000名の教員、3000名の研究者、300社の技術ベンチャー、300社の大企業からなる「知識プラットフォーム」を基盤として、新たな研究開発・事業開発のプロジェクトを年間300以上走らせている。なお、2017年12月から、eiiconとリバネスが運営する研究開発のコンサルティングサービス「ResQue」の連携がスタート。企業が直面する高度な技術課題の解決に挑戦している。

型にはまらない研究者からの応募もある「リバネス研究費」

――リバネス研究費は毎年、募集していますね。どのような方が応募されていますか。

西山 : リバネス研究費は、当社が今よりもずっと無名のころに始めています。そうした企業の動きを敏感に察知し、果敢に応募してくるのですから、いわゆる“アーリーアダプター”と呼ばれる方が多かったと感じています。非常に熱意があり、また、面白い方も多いです。今はある程度、知名度があり、名のある企業のバックアップもありますが、型にはまらない方の応募は少なからずあります。新しい気付きを与えてくれることは多いですね。企業にとっても、熱意ある若手と出会えるいい機会と場所になっていると感じています。

――インタビュー<前編>で、「若手研究者が研究費をなかなか手にできないという状況」にあるとおっしゃられていましたが、研究費について何かお考えはありますか。

西山 : 研究費は実績のある方のもとに集まる傾向にあります。そのため、どうしても若手が予算を手にしにくいのは、ある意味で仕方のないことです。加えて、最近は、予算をつける条件として、研究のビジネス化を求めていることが少なからずあります。しかし、ビジネス化を目指すのは、本来は企業の役割のはずです。国の予算は基礎研究に、企業の研究費は応用研究に、というすみ分けはあっていいと思っていますね。

ヘルスケアテックの次に何が必要となるか

――西山さんはたくさんの最新技術に触れていますが、その中で、次に来ると思われるものは何ですか。

西山 : ヘルスケア領域は、これから日本を含む先進国の高齢化を背景に伸びていく市場と見られ、すでに多くの企業が新しい技術で参入し始めていますよね。次は、れらの動きを統合していくことが必要だと考えています。それを見据え、リバネスでは2016年に「ヒューマノーム研究所」を立ち上げました。健康のあり方について問われる未来を見据え、「人とは何か」というテーマを追求する研究所です。

――非常に大きなテーマですね。詳しく教えてください。

西山 : はい。生物を分析する研究は、2000年以降、急速に発展してきました。ヒトゲノムを解析するのに当初は13年かかりましたが、今ではほんの2~3日で完了してしまいます。遺伝情報を見ることで、どんな病気にかかりやすいか知ることができます。しかし、だからといって、自分がどう生きれば健康でありつづけられるのかは、分かりません。

――それはなぜでしょう?

西山 : 簡単に言えば、人は個体によって違うからです。遺伝子の統計的な傾向だけでは、個人のことまではわかりませんし、病気になる原因は遺伝子だけではありません。腸内細菌や生活習慣、性格などによって変化します。つまり、人というのをさまざまな側面からバラバラに研究しても、理解できないのです。

――なるほど。

西山 : こうした多方面の研究を、一つに統合する考えが「ヒューマノーム」です。今はヒトゲノムの解析も短期かつ安価にでき、また、ウェアラブルデバイスが発達しており、多様なデータを集めることもできます。ゲノムをはじめ、腸内細菌、睡眠、生活習慣、健康診断などの結果を統合的に分析して人を知る。これがヒューマノーム研究です。

――ヒューマノームの研究には、具体的にどのように取り組まれていらっしゃるのでしょうか。

西山 : 当社では「ヒューマノーム研究所」を立ち上げ、様々なベンチャーや研究者とともに研究に取り組む体制を整えています。さらには、当社が主催する「第7回超異分野学会」(※)内で、パネルディスカッション「ヒューマノーム研究、始まる」を開催するなど、研究を加速させていきたいと考えています。

※第7回超異分野学会(2018年3月2日、3日@TEPIA先端技術館)についての詳細は以下URLからご覧ください。

https://hic.lne.st/conference/kanto2018/

取材後記

次にどんな先端技術がトレンドになるとかという問いは、次の時代は何を求めているか、どんな時代になるか、という問いに他ならない。その意味で、現在注目が集まっているヘルスケアのつ義に「ヒューマノーム研究」が必要になるという話は興味深かった。少子高齢社会の中、医療分野は確かにさらなる進化が求められるのは間違いない。生まれてから一切の病気にかからず、健康のままに生きていく――そんな夢物語のような未来がもしかしたら実現するかもしれない。

(構成:眞田幸剛、取材・文:中谷藤士、撮影:加藤武俊)


選択しているビジネス領域の企業

株式会社KDDI総合研究所

【調査分析から研究開発、実用化までを一気通貫。未来社会に必要となる世界屈指の次世代技術を創出する研究所】KDDIグループにおいて、研究開発機能とシンクタンク機能を持ち、未来社会に必要となる世界屈指の次世代技術を創出するKDDI研究所。 5G時代の到来、深層学習によるAI技術の進歩、自動運転技術の進化など、人々の価値観や暮らし方が多様化し、身の回りの生活からビジネスを急速な勢いで変革しています。私たちは、地球上のあらゆる地域を最良の通信手段で結ぶ、コミュニケーション社会の実現に向け、新しい技術に挑戦し続けます。そのために調査分析から研究開発までをシームレスに進め、次世代技術の開発、未来予測の一層の強化を、広くスピーディーに展開しています。 【世界トップレベルの次世代技術を活用し、共同研究により社会課題の解決を目指す。】KDDIグループでは、∞Labo やCVC等、これまで様々なオープンイノベーションを実践し、パートナー企業と共に事業を創ってきました。今回、共同研究・共同開発を軸としたオープンイノベーションプログラムを開始いたします。研究所には約300名の研究者が横断的に連携しています。研究所ならではの専門性・設備力を活かし、フィールドでの実証も積極的に進めていきたいと考えています。世界に誇るKDDIの技術を活用し、実社会に広がるビジネスをパートナー企業と共に創っていきたい。新たな時代を共に築いていきましょう。 ◆今期の応募は締め切りました◆ ※プログラムスケジュール 8月28日 募集開始 10月15日 募集締切 10月下旬 応募資料をもとに書類選考 11月中旬 面談(面談を行う法人については11月上旬までに連絡し、面談の日程を調整) 11月中  共同研究先を選定し、共同研究を順次開始 ◆今期の応募は締め切りました◆

  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • ラボ設立
株式会社KDDI総合研究所

株式会社ハタプロ

AIロボットの共同開発とIoT広告技術を組み合わせたマーケティング支援事業をしています。 ソフトウェアとハードウェアの設計~開発まで一貫して行っており、製品のライフサイクルが早い現代において望まれる小ロット開発への対応や、スピード、コスト、品質の最適化を可能としており、これまで多数の大企業の商業AIロボットやIoTデバイスの開発を手掛けていきました。 また、政府機関/工業技術研究院などと共同で、国際的な研究開発型の優れた技術の育成にも力を入れています。 ■提携実績例: ・大企業とベンチャーの共創型IoTプロダクト事業化: NTTドコモ社とジョイントベンチャーを設立。 IoTプロダクトの企画支援、試作・量産製造や商品化コンサルティングを提供。 トップレベルの通信・製造技術でリーン型開発を進めていきます。 ・ハードウェア製造大国・台湾政府と協業、世界最大級の工業技術研究院(ITRI)と提携。 ※ITRI:世界的な研究開発組織で、約6000名の研究者と2万件超の特許件数を保有し、 260社に及ぶベンチャー企業の育成を実現。

  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • 販売パートナー募集(チャネル拡大・エンゲージメント向上)
  • 事業提携
  • ジョイントベンチャー設立
  • ラボ設立
  • 資金調達したい
  • プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
  • 新市場の模索
  • 中小企業
  • その他
  • 3カ月以内の提携希望
  • 地方発ベンチャー
  • 6カ月以内の提携希望
  • スタートアップ
株式会社ハタプロ

カゴメ株式会社 イノベーション本部

「ヘルスケア領域×技術展開」、「アグリ領域×技術展開」、「ヘルスケア領域×販路拡大」の3つの軸によりオープンイノベーションを推進したいと考えております。 品種開発・栽培技術~生産技術~健康価値情報開発~安全基盤強化のバリューチェーンを一貫した研究を進めている部門です。また、知財部門も本部内にあり、知財をベースにしたスピーディーな取り組みが可能な部門となります。パテント(特許、品種、系統など含む)の購入や貸与についても積極的です。 消費者が求めるものを品種から開発する食品会社であることが特徴で、研究起点の新しい価値創造をオープン化を通じて積極的に進めております。他社との協業を推進する機能があり、大学やベンチャー、VC、国の研究機関等との様々な取り組みを進めております。 是非、みなさんのアイデアや資産を組み合わせ、野菜を中心とした新しい価値を共に創造していきたいと考えております。

  • 自治体
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • ジョイントベンチャー設立
  • ラボ設立
  • プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
  • 中小企業
  • 大学発ベンチャー
  • 地方発ベンチャー
  • 海外ベンチャー
  • NPO・NGO
  • スタートアップ

経営パワー株式会社

◆産学官連携実績多数。大企業イントレプレナー実績は自称日本一(松下電器/パナソニック在籍時に60件担当)。イントレプレナーの所属する上司や幹部(役員や社長)との潤滑油機能も特長。教育と売れる実務支援を同時に提供します。つまり、机上のコンサルだけでなく、戦略立案後に、一緒に汗をかき、戦略/戦術を修正しながら前進する支援が特長です。研究開発の事業化経験者が日本には少数ですが、自称実績No1です。 <具体的支援内容>NTTグループさま、パナソニックさまの研究部門や事業部門、霞が関官庁や大学との仲人は、特に強み。 ◆初期費用無し、成果報酬型です。お気軽に。 実践での事業支援に加え、推進メンバーの基礎力育成トレーニングも平行して実施することで成功確率を高めています。  特長あるベンチャー企業とのオープンイノベーション仲人、イントレプレナー育成、社内ベンチャー制度/企業内ベンチャー/企業発制度立案など、上場企業の悩みを解消できます。

  • 出資したい
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 事業提携
  • ジョイントベンチャー設立
  • プロジェクト・イベント型(期間限定)での協業
  • ピッチイベント実施
  • 新市場の模索
  • 中小企業
  • 3カ月以内の提携希望
  • 6カ月以内の提携希望
  • 教育研究機関
  • スタートアップ
経営パワー株式会社

株式会社安川電機

【ACサーボモータ、産業用ロボット、インバータで世界シェアトップクラスのリーディングカンパニー】1915年の設立以来、“モータの安川”から“オートメーションの安川”を経て、“メカトロニクスの安川”へ、つねに時代の先端産業を支えてきました。 世界の消費電力の約50%がモータであるといわれている中、モータ制御のリーディングカンパニーとして、グローバルNo.1シェアを保ち、世界中の発展とともに歩み続けています。 当社のコア技術は、メカの動きを精緻に制御する探究から生まれた「モーション制御」・「ロボット技術」・「パワー変換」。 これらのコア事業をさらに強化し、また新たなテクノロジーの活用によりメカトロニクスをさらに進化させることで、「新たな産業自動化革命」を目指しています。 2017年には、これまでのソリューションに「デジタルデータのマネジメント」を加え、さらに進化・実行する新たなコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を始動いたしました。 「i³-Mechatronics」におけるデジタルデータのマネジメントは、従来、お客様の機械・設備を充実させるためのコンポーネントを中心としたソリューションの提供に加え、その機械・設備を実際に稼働させた後のデータ活用による生産性の向上、高い品質の確保・維持、そして、止まらないラインの実現といったソフト面でのデジタルデータソリューションを結集させトータルで提供していくものです。 【オープンイノベーションを加速させ、新たな産業自動化革命を目指す】高い技術力に加え自社より速い開発力をもつベンチャー企業に本格的に資本投資していくことで、「コア技術の進化とオープンイノベーションの融合」の実現をスピードアップさせ、社会に新たな価値を提供します。 迅速な投資判断のもと、要素技術開発や品質向上、量産技術のスピーディな実現に向け連携するほか、必要に応じ販売面・人材面でのサポートも行いながら、当社の資源を最大限活用します。また、マーケットインの原則のもと、当社の生産・開発・販売・管理技術と相乗効果があるベンチャー企業との協業も志向しています。当社が気付かない角度でのご提案をお待ちしております。 私たちの強みであるメカトロニクスと、ベンチャー企業が持つアイデアや先端技術と掛け合わせることで、産業・社会が発展する新たな価値を提供していきましょう。 (安川電機 ベンチャー投資情報:http://www.yaskawa.co.jp/venture_investment/)

  • 出資したい
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース提供(既存技術の提供・特許流用の検討など)
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 既存プロダクト改善(生産プロセス・製品性能・システム)
  • 販売パートナー募集(チャネル拡大・エンゲージメント向上)
  • 事業提携
  • ジョイントベンチャー設立
  • 新市場の模索
  • 大手企業
  • 上場企業
株式会社安川電機

株式会社カオナビ

クラウド人材管理システム『カオナビ』を提供しています。 サービス:https://www.kaonavi.jp/ 『カオナビ』は、顔写真が並ぶシンプルな画面から、一元化された人材情報をクラウド上で簡単に共有できるプラットフォームです。 社員の顔や名前、経験、評価、スキル、才能などの人材情報を一元管理して可視化することで、最適な人材配置や抜擢といった人材マネジメント業務をサポート。 人材マネジメントの課題を解決し、企業の働き方改革を実現するHRテクノロジーとして、業種・業態を問わず1,500社以上の経営者や現場のマネジメント層に選ばれています。 <背景> HR領域の中でも、勤怠管理や給与計算などの「労務管理」領域は早くからシステム化が進められてきた一方で、人材配置や人事評価といった「人材管理」領域のIT化は遅れていました。 こうした中、当社は2012年に他社に先駆けて「カオナビ」をローンチし、現在までに1,500社以上の幅広い業種の企業に導入いただき(※1)、2015年から2018年まで4年連続で人材管理システム市場シェアNo.1(※2)を獲得するなど、同分野におけるトップランナーとして確固たる地位を築いています。 また、2019年3月に、当社は東証マザーズ市場への上場を果たしました。 ※1 2019年9月現在 ※2 ITR「ITR Market View:人事・人材管理市場2018、2019」人材管理市場 - ベンダー別売上金額シェアで4年連続1位(2015~2018年度予測)

  • 出資したい
  • プロダクト(製品)共同開発
  • 共同研究
  • リソース探索(技術・アイディアなどを探したい)
  • 既存プロダクト改善(生産プロセス・製品性能・システム)
  • 事業提携
  • 買収したい
  • 上場企業
株式会社カオナビ